ポンコツエリンギLife

のんびりゆるゆる、楽しく笑って幸せに生きる。エリンギ好きなポンコツアラサー主婦の日記雑記。

追記あり体験談【介護福祉士実務者研修】未経験でも取得できる!

 

 

前回は介護職員初任者研修について書きました↓

今回はその上位資格、介護福祉士実務者研修について書いてみます。

現在進行形で受講中ですが、介護未経験者の私でも受講できるありがたい資格です。

(スクーリング授業の他、通信課題と医療的ケアも全て終え資格取得できました。)

 

介護経験なし実務経験なしの私が書くのはおこがましいかもしれませんが…同じように未経験や無資格で受講を考えている方がいらっしゃれば、何かのお役に立てるかもしれないと思い書いてみました。良かったらご覧ください。

 

ponkotsu-eringi.hatenablog.com

 

 

未経験・無資格の人でも取れる資格!

こちらも介護職員初任者研修と同じく、未経験・無資格の人でも受講できます。

受講対象や要件もない、なので誰でも取得できるのが魅力です。※ただし教室によっては、未成年の場合は保護者の承諾が必要なこともあるようです。

 

そもそも介護の仕事は、施設勤務の場合だと資格がなくてもできます。※訪問介護・サービス提供責任者・ケアマネージャー等の資格が必要な特定の仕事を除く。

今すぐ仕事を始めたい!という場合には、資格がなくても働けるのはすごくありがたい事ですよね。

しかし、資格を取る過程でより知識が深まり、資格があることで出来ることが増えます。例えば、初任者研修を取ることで訪問介護が出来るようになる、実務経験のある方は実務者研修を取ることで介護福祉士試験への受験資格が生まれステップアップに繋がる等…さらに施設によってはお給料アップすることもあるそうです。

 

資格は生活や仕事に活かすことができるので、あっても損はないかと思います。

 

国家資格・介護福祉士という資格もある

名前が似ていてややこしいけれど国家資格・介護福祉士は別の資格で、介護福祉士実務者研修の上位資格が、国家資格・介護福祉士

こちらはいくつか要件を満たさないと受験できない資格で、実務経験ルート・福祉系高校ルート・養成施設ルートと様々なルートがあり、介護現職の方は実務経験ルートで受験されることが多い印象です。

実務経験ルートでの受験の場合、実務経験(3年以上かつ従業日数540日以上)と、実務者研修を修了することが必要。

ちなみに介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修は国家資格ではありません。

 

私の通った教室の場合…

教室によって違うと思いますが、書いてみます。

【実務者研修:有資格者(介護職員初任者研修)コースの場合】

  • 私は有資格者コース(介護職員初任者研修取得後の受講)のため、通常より受講料・学習量・通学日数が少ない。所持している資格によってどれくらい免除されるかは異なる。
  • 約10万円、テキスト代含む(様々な割引を行っていた教室のため、これは割引後の価格。ちなみに教室や条件次第ではハローワーク(雇用保険)の教育訓練給付金制度を利用できる場合も…私は介護職員初任者研修で頂いているので、今回は制度利用できず。)
  • いくつか科目免除されたため、320時間の学習で済んだ(130時間免除)。
  • 通学8日(スクーリング授業6日+医療的ケア演習2日)。
  • 一日あたり9時~17時30分(休み時間含む)くらいは学校に居た。
  • 私は曜日固定で週1回通い、約2か月でスクーリング授業は終了した。それとは別に医療的ケア授業と通信課題レポートがある。
  • スクーリング授業は、ほとんどがグループワーク。【利用者さんの情報収集→解釈→介護計画立案→アセスメント表作成→実施】の流れで、グループと利用者さん例を変えて2回行い、2回目はより細かく専門的に行った。グループワークの他に、筆記テスト1回・実技テスト1回・実技発表1回が行われ、緊張した。
  • 医療的ケアは別途予約が必要で、予約がやや取りづらかった。というのも医療的ケアに関しては看護師さんが講師のため予約枠が少なく、さらに「この日程までは介護福祉士の国家試験を受ける人優先~この日程からは他の人もOK~」と分けらている教室だったため。受講期限内で自分の好きな日程を選び予約、スクーリング授業前に受けても、後に受けてもいいということだった。
  • 医療的ケアは人形を使って喀痰吸引・経管栄養の演習を少人数で行った(コロナ流行中だったから?)。大変難しい内容のため、教科書と資料とビデオを最低でも5回は見る等、事前学習をみっちりしてくるよう指示があった。(ちなみに実際の介護現場では、実務者研修内の研修だけでは医療的ケアを行うことはできず、さらに別途研修と申請認定が必要)。
  • 通信課題が多い(というよりは、ほとんどの内容が自宅学習)。10科目+医療的ケア事前学習。筆記かオンラインか選べたので、私はオンラインにした。受講期限内であれば、いつ取り組んでもいい。スクーリング授業前に受けても、後に受けてもいい。医療的ケアのみ事前学習が必要だった。
  • クラスメイトは9割以上、介護経験者・現職の方!というか、未経験は私だけかもしれない…もう一人はたしか、福祉関係の学生さんだったので、すでに現場実習をされているかもしれない。皆、介護福祉士の国家試験を目指していて、勉強熱心だった!
  • 未経験ゆえに、ご迷惑をお掛けてしまったと思うが…とても優しくして頂きありがたかった!グループワークでは沢山助けて頂き、感謝です(´;ω;`)

【実務者研修:無資格・未経験コースの場合、多少違いがあった】

  • 約15~18万円(その教室は、いつも何かしらの割引があるようで、おそらくいつも15万円前後で受けられると思われる。お得でありがたいけれど、そういう戦法なのかもしれない…それはもはや割引なのだろうか?笑)。料金は同じ無資格でも、経験者か未経験者かで違いがあるようでした。
  • 私の通っていた教室では、未経験・無資格の場合、通学12日くらい(スクーリング授業6日+医療的ケア演習2日+初任者研修分4日)。通学日数は同じ無資格でも、経験者か未経験者かで違いがあるようでした。
  • 無資格の場合、通信課題(自宅学習)は、19科目+医療的ケア事前学習、が必要。
  • 無資格の場合、450時間の学習が必要。

 

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朝(ほぼ昼)散歩にて1枚。木漏れ日にほっとする。

 

私が感じた、資格を取得するメリット

実務者研修資格に関しては、どちらかというと未経験者よりも経験者・現職の方にとってのメリットの方が大きいと感じました。

  • 実務経験ルートで国家資格・介護福祉士を受験する場合、実務者研修を修了することが要件(このルートでは実務経験が必要、従業期間3年以上かつ従業日数540日以上)
  • サービス提供責任者になれる(実際には現場経験を積んだ人が任されるそうです)
  • 訪問介護ができる(初任者研修以上の資格が必要)。
  • 会社によっては、資格手当などでお給料がアップする。
  • 先生やクラスメイトから、介護現場のリアルな話を聞くことができた。
  • (選ぶコースによっては)働きながら無理なく通えて資格がとれる。
  • 医療的ケアを学べる(ただし、実際に行うにはさらなる研修や申請認定が必要。なので実務者研修を修了しても、すぐに医療的ケアはできない)
  • 何事も、なぜなのか?理由や根拠を考える大切さを学んだ。様々なことを結び付けて考える大切さも学んだ。
  • こちらでもお友達ができた!グループワークなので、クラスメイトと色々なお話ができた!(もちろん授業中は真剣だけど)休み時間には色々な話ができた。
  • クラスメイトに現職・経験者が多いため、未経験者は逆に(?)素人目線で、フラットに物事を見ることができる。考え過ぎずにそのまま吸収できる、というか…わからないがゆえ何も考えずに、ですね…(^^;)

 

私が感じた、資格を取得する際のデメリット

メリットがかなり大きいので、あえて言えば…です。

  • 無資格で受講する場合は6か月以上、有資格で受講する場合は1か月以上は在籍しないといけない(修了できない)ため、国家資格・介護福祉士をいつ受験するかによっては注意が必要。私は実務経験が無く、試験を受けようがなかったのですが…スタッフさんにしきりに心配されました(^^;)。心配な方は教室のスタッフさんにご相談してみてください。
  • 当たり前だがお金がかかる。教室によって価格は様々。割引のある教室もあるので、事前にお得情報を調べ比べておくことがおすすめ。
  • 曜日固定のコースが多いと思うので、休みが取れないと受講が難しい。
  • 自分が選んだこととはいえ、休みが潰れるのは辛い。
  • クラスメイトに現職・経験者が多いので、未経験者は一歩間違えれば(?)国家資格等の話題についていけず、孤独感を味わうかもしれない。
  • いきなりグループワーク、介護計画など専門的内容に入っていったので…もし未経験・無資格で受講する場合は、先に初任者研修分の学習・通信課題での自宅学習をしておかないとついていけないかもと感じた。
  • 教室や先生によって授業の流れやカリキュラムは多少違うと思うが、私の通っていた教室の場合は、わからない言葉は(事前に、もしくはその場で)自分で調べるスタイルだった。そして自分が介護職である体でグループワークが進んでいくので、病気や後遺症等様々な考慮をする必要がある。そのため、先に多少知識を入れておいた方が楽だと感じた。

 

スクーリング授業を終えての感想

とりあえずスクーリング授業を終えての感想。ほぼずっとグループワークと聞いていて、ドキドキでしたが…結果的に楽しかったです。

とはいえ内容が初任者研修に比べより深く専門的だったので、実際に仕事を始めてから受けても良かったかも?と感じました。とはいえ、仕事が始まると時間も体力もなくなるし、先に受けといて良かったかも?とも感じています。微妙なところです。

今回の実務者研修は9割以上現職・経験者でした。スキルアップを目指す方、国家資格・介護福祉士を受験予定の方ばかりで、みんな前向きにイキイキ勉強されていました。

今回ほぼ9割以上が社会人で、初任者研修の時よりもさらに年齢層高めでした。

私のように初任者研修→(時間が空いて)実務者研修を受けた人もいましたし、いきなり実務者研修を受けた人もいました。

 

医療的ケアと通信課題、全てを終えて

通信課題を溜めてしまい期限までに終わるか不安でしたがなんとか終えました。学習は計画的にしないとですね…。

医療的ケアと通信課題どちらも初任者研修の時より専門的で難しいと感じ(当たり前だけど)特に医療的ケアの前には予習練習が欠かせませんでした。教室スタッフさんにも予習練習しないと受かりません、と言われていましたがやっぱり難しかった。命のことですから、難しいのは当たり前ですね…勉強になりました。

 

実務者研修の受け時って?

あくまでも私の考えですが実務者研修に関しては、介護の仕事を実際にやってみて「仕事にできそう・仕事を続けられそう・ステップアップしよう・国家資格介護福祉士を目指そう」などと思えたら受講するのが理想的だったかもしれません。

周りは実務者研修→その冬に介護福祉士の国家試験とすすむ方が多かったので、国家資格受験の少し前に受けた方が、試験勉強的(記憶力的)にもいいのかも???

 

介護未経験の今受けてみて、自分の健康や家族のためにも活かせる資格でもあるとは思いましたが、やはり仕事に繋がる資格・仕事でのメリットが大きい資格と感じています。名前の通り実務者向けの資格であり、仕事を始めて経験を積んでからとっても良かった(その方が学習の内容を深く理解できそう)かもと思います。

介護未経験ならまずは初任者研修を受けてみて、実務者研修を受けようかどうか決めてみてもいいかもしれません。

 

未来のことはわからないけど夢はある

ホームヘルパーをやりたいという夢があり、ちょうど時間とお金に余裕ができたから実務者研修やれるうちにやろう、受講するなら今だ!と事前説明会に申込みました。説明を聞いて内容に納得して受講していますので後悔はないですし、良い時間だった、受講して良かったと思います。

私は同時進行が苦手で、体力にも自信がないため、忙しすぎるのは避けたいところ。なので今受けて良かったかもしれません。

 

将来介護の仕事ができるかどうか、実際にやって続くかどうか自信がありません。向き不向きがあるのか?仕事にはできなくても人生には役立つのか?どれもこれも今はわからなくて、やってみたら終わってみたらの結果論になるのかな?と思います。

私自身、色々な時期を経て…沢山考えても強い思いがあっても本気でやっても、うまくいかない事もあると実感しました。

なので今は、できる範囲でとりあえずやってみる、続けてみる。でもだめだったらしょうがない、やめようのスタンスです(詳しくは自分がポンコツと認めたら楽になった話に書いてみました)

 

 

 

 

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